めし茶碗ギャラリー 雨竜と竜
<めし茶碗>コレクションの中から、代表的なお茶碗をご紹介します。
「雨竜」と「竜」
「雨竜」も「竜」も、想像上の動物です。
「雨竜」は、雨を起こす竜。ここでは頭に角が無い形で描かれています。
「竜」は、鹿のような角があり、水、雨、雷、海等を司る動物として崇められてきました。
東洋では、人を幸せにする強い生き物(善神)として、「竜」をとらえています。
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雨竜
雨を降らす雨竜が、伸びやかな姿で描かれています。農耕民族の日本人にとって恵みの雨を降らしてくれる雨竜は心強く、吉祥の生き物です
<古伊万里色絵> -
雨竜 内側
「雨竜」の茶碗の身(本体)と蓋の内側には、色絵で模様が描かれています。意匠に工夫がある茶碗です
<古伊万里色絵> -
竜と太陽
竜は 中国では麒麟、鳳凰、亀とともに四霊のひとつです。雷雨や水を司り、虹の化身とも言われる竜。太陽と一緒に描き、明るいパワーを放つ意匠です
<伊万里色絵> -
まさに雨を起こす雨竜
この竜は天から今まさに雨を降らそうとする姿です。自由に空を飛行し、慈雨を大地に降らすという雨竜。雲や風の動きまで感じる迫力がある絵柄です
<染付> -
陰陽二頭の竜
陰陽とは雌と雄のことです。雄は陽の赤色で、雌は陰の青色で描かれています。2種類の竜が躍動感あふれる弧の姿で表現されています
<古伊万里色絵>